代表のELSです。ゲーム企画書の書き方【4】

どうも、O-GAMES代表のELSです。

気まぐれにブログ書いてみるシリーズ

『ゲーム企画書の書き方【4】』


前回までのダイジェストは、こんな感じ。
●ゲーム企画書ってプロでも書き方決まってない
●企画書という道具って何なのか?という問いかけ
●道具を使って何がしたいのか、何のために使うのか考えてみる
●企画書を包丁に例えてみたら?
●「企画書ってどうやって書けば良いですか?」


シリーズ4回目。どんくらい見てる人いるのかな?


●企画書を書く目的とは


何のために、企画書を書くのか。
その企画書の用途によってさまざまだけど、大きくは以下の3点だろう。

1)自分の考えをまとめる
2)人に自分の考えを伝える
3)企画書を元に計画を立てる


じゃぁ、どうやって上記を達成すべく、企画書って書いていくのだろう。
進め方は、人それぞれだけど、一例を紹介。



●手順例:【その1】まずは思ったことを箇条書き


脳内で色々な考えを巡らすことは、とてもダイジ。

また、仲間や友人と相談するのも、思考を発展させるためには有効な手段。
人によって興味や着眼が違うし、面白いアイデアを提供してくれることもあるだろう。

そんな拡散した思考やアイデアを、どうやってまとめるのか。


いったんメモなどの書面にしてみると、考えを整頓できてとても良い。

箇条書きで書いておけば、コピペして順列入れ替えることができて便利。
ドバっと全部、残さず吐き出して書いてみる。

そうすると、色々なことが見えてくる。
自分が何をしたいのか。どんなことがスキなのか。これはゆずれない!絶対変えたくない!
駆引きの肝はコレだ!キャラはこんなのが良いなぁ。ストーリーや展開はコレだ!などなど。



●手順例:【その2】箇条書きを重要な順に並べる


そうした「こんなコトをしたい」って考えを列挙し終わったら、一番大切で重要なモノから順番に並べてみる。いわゆる「優先順位(プライオリティ)をつける」という作業。


そうすると、自分でも気付いていなかった事に気付いちゃう。
そしてまた、脳内で考えを巡らして、企画案を育てていく。


んで、色々と考えを巡らしては書いてを繰り返すと、次第に洗練されてくる。
ここで飽きるようなら、長い開発期間の途中で飽きてしまう程度の企画なのだと思う。

どんなに素早く開発しても、人に楽しんでもらえるレベルのゲームを作るには、2週間以上は必要だと思う。

プロだと、人生を掛けて長い間技術を蓄積し、素早く施工できる凄腕が集ってプロジェクトを構成するわけだが、それでも3ヶ月〜3年くらいは開発期間を要する。

企画開発の芯である企画書の出来栄えが、プロジェクトチームの長期戦を左右する。


そんなわけなので、何度も企画案を育てる作業を繰り返す。



●手順例:【その3】拡散した考えをまとめる


んで、やりきった!と思った段階で、色々と拡散した考えをまとめてみる。
この作業が企画書作り。

絶対に変えたくない重要な箇所を、定義するための作業。
しっかりした開発の基礎であり土台を、強固で揺るぎないものにする作業。


個人的には、企画書において最も重要なことは「目的を決めること」だと思う。

下記のような大きな部分から物事を定めていく。

1)目的:そもそも、何のために作るのか (※O-GAMESでは売るためのゲームを作るとは限らない)
2)提案:どんな人に、どんな感覚を味わってもらいたいのか
3)規模:どのくらいの規模感なのか
4)内容:変わっても良い前提で、具体的にどんな感じのモノを作るのか
5)課題:実現するためには、どんな勝算と課題があるのか

上から順番に、重要な決めごとや確認ごと。
これらが噛み合ってないと、プロジェクトを進めていく上で混乱してしまう。

細部は後から決める。
細かいことは、どうせ変わるし、細かいことが最初に決まっていると、整合取りにくくややこしい。結果つじつまが合わなくなる。

大枠から決めていくと、全体がしっくりと、つじつまがあったものになる。



質問や意見あったらブログにコメントつけてみてね。

つづくかも


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