代表のELSです。気まぐれにブログ書いてみるよ!

どうも、代表のELSです。

なんとなく書きたくなったので、気まぐれにブログ書いてみるよ!

O-GAMESをはじめて2年が過ぎて、色んな出来事があった。
具体的なエピソードを書くのもドウかと思うので、特にまとまりなく、なし崩しに書いてみるw


どうやったら、世の中にヒトツでも挑戦的なゲームを送り出せるのか。
そのために、ゲームを作ることができなかった人が、どうすればゲームを作れるようになるのか、を考え続けてきた。

結論、良い環境を準備する。これに考え至る。

改善を重ね、この秋から新たな仕組みで運営し、今は60名弱が登録していて、とても良い感じ。日々参加者が増えている。

既存のプロジェクトに新たに参加して、よりよく完成しようとしていたり、プログラマ自身が立ち上げた新プロジェクト群がドンドン産まれたり、と各プロジェクトの先行きが面白くなってきた。

UNITY勉強会や、タワーディフェンス系など、色々と面白い動きが出てきたので、今後が楽しみw


ゲームを作りたくて集まった未経験と経験者が、それぞれプロジェクトを立てて楽しそうに活動してる姿を見ると、苦労して運営している甲斐がある。単純に見てて嬉しくなるんだよねw


ゲーム作りに必要な、基本的な考え方としては「遊び手のために作る」ことがポイントだと思う。

集団を前提としたモノ作りだから、誰かひとりの欲望のために作るってのは、利害が合わないことが多いし、なにより自分のために作る人に協力者が出るとは思えない。

お金儲けを第一目的とするなら、企業に入って金儲けすればいいし、自己満足ならひとりで作るのが最適だろう。二兎を追うものは一兎をも得ず、と言うが、あれもこれも、では完成すらおぼつかない。

やはり、O-GAMESで作るなら集団で挑戦的な遊び手のためのモノ作りがやりやすい。そのために運営されている組織だしね。


いずれにせよ、どんなものを作るのかを問わず、何のために作るのか、を1つに定めて、そこを目指して全てを組み立てていく。

この考え方がとてもダイジだと思うし、そのためにやるべきことや難問突破の方法は、大人数ならではのO-GAMESなら、誰かの力を借りることができる。



人が集ったら悲喜こもごも。バツグンに楽しいのは間違いない。そして大小なんらかの摩擦が発生するのが常。この摩擦を最小限にして、円滑にモノ作りをするためのノウハウがとてもダイジ。

しかし大半の場合は、この進行管理やディレクションのスキルやノウハウが無い。プロでも技術体系化されていないので、職人芸の世界なわけだけど、基本的には客観的な先読みが重要。

つまり、思考を楽しめるかどうか、が成否の岐路なんだな、と2年間やってきていろんな人を見て思う。

かつて取材した脳科学者も「先読み能力の発達こそが人間の脳ミソの特徴だ」と言ってたのを時折、思い出す。


先読みスキルという高等な脳ミソの使い方以前に、小学校で習った、人との約束を守りましょう、とか遅刻しないようにしましょう、などの人間としての根本的な振る舞いを問われるのだけどw

そのような不手際を、社会人が学生に優しくさとしていたりする様を見ると、心温まるものがある。

なぜそのような人間が育つのか考えた結果、答えはとてもシンプルだった。
学生は学費を払って学ぶお客さん、企業に入るとお金を稼ぐ側として即戦力を求められる。

だから、学生から社会人に転換するためには、学校という場とは別な、アルバイトや何らかの社会的な活動が必要なのだろう。

個々の人間性や親の教育もあれど、要するに、現代の社会構造が、そのような振る舞いをする人間を大量生産しているのだ。


就職やお金を稼ぐこと、特に自立自活しているかどうか、この差は大きいと思う。
お金は多くあったほうが良いし生活には必要だ。でも人間、いつ死ぬか誰にもわからない。明日死ぬかもしれない。

お金を握って墓に入ることもできないし、お金を追い求めるのは違うと思う。そもそもお金は手段を叶える道具のヒトツでしかない。


充実した時間をどれだけ過ごせたか、人にどれだけの喜びを与えたか、が生きる上で案外重要なのではないか、と亡くなった同僚や親を思い出すたびに思う。

ゲーム作りの最大の喜びは、遊んでくれた人が「面白い!」と喜んでいる様を見聞きする時。この快感は一度味わったら病み付き。ぜひこの体験をオススメしたい。


そんなこんなを思いつつ、現代に欠けているし必要なんじゃないか、と思うのは「人情や愛情」それに「学習成長できる機会」なんじゃなかろうか。

不景気で会社が人を雇えず、育成できる余力がなくなり、人を育てる環境が枯渇している昨今、人間として成長できる機会があって良いじゃないか、というのも場を維持するために運営している動機のヒトツ。

就職難で、望む企業に入れず、本来のポテンシャルを活かせない人生なんてモッタイナイ。
時は金なり。今後の世界競争の中で、何もしなくても時間は過ぎていくし、お腹は減るので食料を調達できるスキルを身につけたほうが良い。

しかし、日本の終身雇用はとっくに昔話になって、会社に就職する、という手段が果たして良い時間の使い方なのかどうか、というのも怪しい時代になっている。

おそらく、インターネットと取り巻く技術の発達が、より極端に資本主義社会に作用しているため、今後は更に貧富の差が拡大されていくだろう。

自ら何を考え、何ができるか、が問われる時代になっているし、ネットや諸サービスの発達でそれを実現する敷居はドンドン下がっている。

こんな時代の中、人々がどんな振る舞いをするのか、に興味があるし、できることがあれば頑張りたいと思う。


そんなことを日々思いながら、O-GAMESに集まる人々と接しながら、さまざまな考え方や価値観に触れつつ、日々想いを巡らせつつ、どんな人がどんな生き方を選ぶのか。興味深く見届けている。



あ、ついでに。
引き続き、プログラマ、事務局メンバー、シナリオライター、大募集中!w

http://o-games.info/recruit/
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